9年前の2月
2007年2月撮影の写真から
昨日の夜、引き出しの中を片付けていたら恩師の奥様からの手紙を見つけたので・・・。
拝啓 今日から如月となりました。ご家族の皆様お元気の事と存じます。さて年末にはご丁寧なお手紙と共にご香料をお送りくださりありがとうございました。・・・実は私は貴女のお顔を憶えておりますよ。確か我が家へいらっしゃった事がおありだったでしょう。北海道へゆかれた貴女のことを主人は時折口にしておりました。夫は退職してからは本当に読書三昧の毎日を送っていました。規則正しい毎日の生活でしたが十年程前から漆塗りを始め、今何点かが遺品となってしまいました。でも、これが私にとっては宝物です。・・・何時か○○へお里帰りしたときには是非ご覧いれたいものと思っております。・・・・・・・・結婚五十年でしたが実に思いのままに生きた人生でした。最近は二人で一人前だとよく語り合ったものでした。・・・・・・・本当に長いことありがとうございました。遠い○○を想い出し そして夫を思い出していただきたく粗品をお送りいたしました。○寿園のお茶と○木屋の羊羹でお茶を飲みながら・・・かしこ
手紙っていいな・・・と思う夜だった。
女子高の3年生、1年間指導していただいた恩師。放課後、声をかけて頂いて進路で迷う時、大学へ進学した後、卒業してからもいろいろ話を聞いて頂いた。
嬉しいことばかりじゃない人生だけど、当時を思いだすと出会えたことは本当に幸せだった。
父のいない私にとっては、恩師以上の温かな気持ちを頂いたと思う。いつか先生の家に続くあの細い道を歩いてみたい。
by sazanka2011
| 2016-02-16 22:55
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